はじめに

小さな失敗をして、気づいてほしいことがあります。

私は2度目の受験で行政書士に合格しています。1回目の試験を受けようと思った時期は中途半端で、同年の初夏のこと。受験まで半年もなく、合格できるとは思っていませんでしたが、それでも短い期間のなかであれこれ悪戦苦闘をしました。

合格までそのような1年半があり、私なりに出した答えがあります。
それは、行政書士に一発合格するためには「つまづきの経験」があった方がよい、ということです。私のケースでいえば、1年目の夏以降がつまづきの時期に当たります。

「小さな失敗」の必要性、これは独学で勉強する方はもちろんですが、資格の専門学校や通信講座を利用して勉強する方にも当てはまります。
資格の有名校へ通うことは合格への近道かもしれませんが、それはもちろん合格を保証するものではありません。事実、予備校の合格率は全国平均の1.5倍~2倍程度で、合格率でいえば10%台にしか過ぎません。ただ予備校へ通うだけでは、合格できないのです。

「つまづき」が必要。しかしながら、失敗の経験にまるまる1年を費やすわけにはいきません。合理的に勉強すれば行政書士には約1年の努力で合格できます。それに人生の時間は有限です。それでもやはり、短期間でも真剣に(できれば受かる気持ちで)勉強した上で試験を受けてみて自分の失敗に気づくことが、私は合格の近道だという気がします。

このことは、みなさんが当サイトをお読みになっている時期にもよります。また私のように初夏からとは申し上げません。1回目の準備は、本試験の3ヶ月前からで十分だと思います。トライアルの3ヶ月で以下の感触を掴んだ上で、2年目の本番に向かうことをお薦めします。

小さな失敗をして気づいてほしいこと

テキストの重要性、テキストの選び方

『資格試験の突破は過去問中心で!』。そのような意見がよく聞かれますが、行政書士の試験対策では、それは半分正しく、半分正しくないことを身をもって知ってほしいと思います。基礎知識が曖昧なままで、過去問だけを暗記するように解いても合格はできません。詳しくは後のページで述べますが、基礎知識の正確なインプットがどれくらい大切か、また基礎知識の習得にはどれくらいの努力がいるかを知ることが、必要な気づきの1点目です。

科目別のペース配分

このことはみなさんが法学部出身であるかどうかにもよります。もしそうでないとしたら、憲法や民法、行政法がどのような体系になっているのか、また自分が馴染みやすい法律、そうでない法律がどれかを、2~3ヶ月で見極めてください。そして仮に馴染みにくいとしても、行政法や民法は、必ず得意にする必要があることを、切迫感を持って感じる必要があります。

勉強を継続することのむずかしさ

社会人の方ですと、誰にでも痛感していただけると思います。わずか3ヶ月の間でも、時間のやりくりには苦労されるでしょう。1年間の継続がどれほど大変かを、予め感じておく必要があります。

以下のページでは、上記のさまざまを、私の体験に基づき再説していきますので、ぜひ読み進めてみてください。