問題集の使い方

解くこと以上に大切な、『過去問の傾向把握』

問題演習には本来、基本テキストの十分な咀嚼の上で取り組むべきです。
問題集には、過去の試験の出題を集めた「過去問集」と「予想問題集」があります。ここでは、それらの扱い方についてお話しをします。

本試験の出題は、過去問のアレンジが70%以上

この法則を覚えておいてください。私自身も行政書士の勉強は1年半しかしていませんが、よく言われている、この法則は正しいと確信しています。

私がここで申し上げたいのは、「過去問集」と「予想問題集」に費やすウエイトのことで、これはもう圧倒的に過去問集にパワーを注いでいただきたいということです。
1年目の私は、非常に中途半端でした。過去問集も予想問題集も買い揃えてしまい、まったく中途半端で不安になりました。

全体理解が曖昧なまま、予想問題集に首を突っ込むと非常に不安になります。テキストに戻っても、どこにも答えを見つけ出せないことが多いからです。その不安を体験してみるのもいいかもしれませが、ここでお伝えしたいことは、『予想問題集は、合格点を確保できる自信があり、それでも余力がある人が手を出すもの』ということです。

2年目時点での私は、予想問題集は一冊新しいものを買い揃えましたが、殆んど手をつけていません。それより過去問集を繰り返すことの方が大切だと思えたからです。

基本テキストは過去問集をベースに作られています。

このことも、資格試験特有の事実です。大学受験と資格試験は、試験システムの構造が根本的にちがいます。このことと、本試験の出題は7割が過去問のアレンジだということを、併せて考えてみると、『テキストを100%覚える』ことが大事、と私が申し上げることの意味をご理解いただけると思っています。

ただし、試験問題制作者の過去問の書き換えは非常に巧妙です。過去の「誤」の肢を、論旨を変え正解にもってきていることなど頻繁です。だから過去問中心では、知識の混乱を招く結果になります。

2年目の私は、過去問をテストという意識で解くのでは、どのような問題が出るのかを確認し、過去問の傾向を調べるということに重点を置きました。
要するにテキストの該当箇所に、この章は実際にはどのような質問がされるかを当てはめていくやり方です。テキストは過去問をベースに作られているので、テキストと過去問をリンクさせる勉強法は、非常に効果的です。

行政書士の試験制度は、平成18年度から変わっています。

なので、みなさんにマークしてほしい過去問も平成18年度以降ということになります。
また過去問を解いていて解らない用語が出てきたら(それはほぼテキストに載っています)、この時点で理解が曖昧なものはカードに書いて覚えるなどが有効です。

私は行政書士用のミニ六法も用意して、過去問で出てきた知らない用語のみ参照しています。試験直前期には行政法・民法ともそれぞれ150枚程度のカードになっていました。